りんとちゃーのブログ

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【日本文化】ホトトギスの告げるもの~知らぬなら 調べてしまえ ホトトギス~

黒と灰色と白を基調とした、いかにもシックなモノクロカラーが特徴のほほとぎすは、カッコウカッコウ属の鳥で、別名「卯月鳥」「時鳥(ときつどり)」とも呼ばれています。そんなホトトギスの特徴や、その名前を自身の名にした正岡子規の話、しいては戦国武将の話にまで広げてご紹介していきたいと思います。

ホトトギスによるマシンガントークショー

ホトトギスの鳴き声は、「本尊掛けたか」「テッペンカケタカ」「特許許可局」などに聞こえると昔から言われてきたように、どこかけたたましさと忙しなさがあるのが特徴です。ちなみに、ホトトギスという名は「ホトホト」という鳴き声に、小鳥をしめす「ス」をつなげてできたと考えられます。また、カッコウの一種であるので、「托卵」の習性があり、自分で卵を育てずほかの鳥の巣に産んで子育てを託すようです。

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正岡子規は帰るしかない!?

漢字表記すると「杜鵑」「不如帰」と書かれるホトトギスは、俳人正岡子規にも愛された鳥で、彼の名の「子規」というのは「思帰」(帰ろうと思う)由来で、実はこれは「不如帰」(帰るしかない)が原型です。口の中が赤色で血を吐いたように見えるホトトギスを、結核という不治の病で喀血に苦しむ自分自身と重ね合わせて、名前に子規とつけたのではないでしょうか。。

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「力」「知」「耐」ってRPGのステータスみたい・・

戦国三武将の性格を、うまく表現したホトトギスの俳句があります。本人が詠んだわけではないのですが、実に見事に3人の性格的特徴をとらえているので、武将を覚えるうえでは役に立つかもしれません。

鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス  /織田信長

彼の性格は、言っていしまえば新しいモノ好きのいわゆる革新派で、肩書より能力重視の考え方から、農民出の豊臣秀吉明智光秀を家臣にしていたと考えられます。また、市場緩和の楽市楽座や街道整備など、経済センスにも長けていました。そんな彼がどうして非情とか残忍とか言われるようになったのでしょう?それは過去の比叡山の焼き討ち事件が関与してると考えられます。この事件は、当時対立していた浅井・朝倉連合軍をかくまった比叡山をたった一日のうちに焼き払ってしまった出来事で、信長が、軍や僧侶だけでなく、すべての人を惨殺したという残忍非道な事件でした。そのため、後世になって彼の「力」の特徴をうたう、上のような俳句が詠まれたと考えられます。

鳴かぬなら 鳴かせてみよう ホトトギス  /豊臣秀吉

計算高く要領がよく、人を惹き付ける魅力を持つ(人たらし)秀吉は、無駄な争いを好まず、戦わないでして勝つ方法を追求したことでも有名です。政策としても太閤検地(尺の統一)や刀狩り(反乱防止)など、どこか彼の合理的な側面があらわれています。そんな力より知恵を絞る「知」の性格的特徴から、上のような俳句になったと考えられます。

鳴かぬなら 鳴くまでまとう ホトトギス  /徳川家康

忍耐力があり我慢強い性格の家康は、豊臣秀吉が天下をとった後も、決して攻め込んだりせず、秀吉死去後に天下統一が自然と自分のものになるのをひたすら待ったと言われています。そんな家康のチャンスをねらってひたむき待ち続ける「耐」の特徴をうまく表現したのが、上の俳句です。

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まとめ

いかがでしょうか。ホトトギスはいろんなシーンで用いられる愛された鳥だということがわかるかと思います。特に最後の戦国三武将の俳句は、個人的に趣き深いなと思っていて、後のパナソニック社長の松下幸之助が詠んだ「鳴かぬなら それもまた良し ホトトギス」には、社員一人ひとりの個性を伸ばす指導者としての資質や、彼の包容力と寛大なやさしさが表出しているように感じました。この手の俳句はアレンジがしやすいので、川柳のように社会風刺に用いてみたら面白いかもしれませんね。

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