りんとちゃーのブログ

話題のドラマ・小説の感想、お出かけ記事などを書いています。

読書

【読書感想】dele/本田孝好

dele/本田孝好 所長の圭司が運営する会社「dele.LIFE」は、依頼者が死亡してしまった際に、彼らが使っていたパソコンやスマホのデータを代わりに削除する会社である。そんな会社に勤めることになった祐太郎は、ある日、殺害されてしまった依頼者のデータを…

【読書感想】ワニとハブとひょうたん池で/重松 清

ワニとハブとひょうたん池で/重松 清 突然学校でハブにされた少女と、池に住む嫌われもののワニの話。 明るく元気でクラスの人気者だった私は、ある日みんなから、のけ者(ハブ)にされる。理由もなく突如始まった陰湿な嫌がらせに苦しむ私だが、両親には決…

【読書感想】にんじん/重松 清

にんじん/重松 清 同窓会の案内を見た私はかつての教え子たちの中のある生徒を思い出す。それは「にんじん」・・。何だかわからず、ただ生理的に受け付けずに嫌悪していた男子生徒だ。 当時私は風間先生からクラス担任を引き継ぐことになっており、以前の担…

【読書感想】かさぶたまぶた/重松 清

かさぶたまぶた/重松 清 仕事に関して間違いを許さない、厳格さと完璧主義さを持った父親と、優等生である娘と、大学受験に失敗した劣等生の息子。そんな家族が出くわす崩壊と再生の物語。 親からも先生からも期待され、優等生だと思われ続けてきた娘の優子…

【読書感想】カーネーション/重松 清

カーネーション/重松 清 電車の網棚の上に置き去りにされた赤いカーネーション。それを基軸として展開される三つの母の日にまつわるエピソード。 一つは妻を亡くし、新しい女性と再婚することになった夫が子どもたちと迎える母の日。もう一つは、今どきの女…

【読書感想】セッちゃん/重松 清

セッちゃん/重松 清 セッちゃんというクラスの中で嫌われいじめられている子のことを話す少女とその両親の話。ある日、娘が話すセッちゃんと言う子供が実在しなく、娘自身のことを指しているのだと知った両親の雄介と和美は、いじめられていることを受け入…

【読書感想】まゆみのマーチ/重松 清

まゆみのマーチ/重松 清 死を間近にした母と、その子供である私と妹のまゆみを主軸にした哀しくも救われるような美しいストーリー。 妹のまゆみは子供の頃から歌うのが好きで、人目をはばからずどこでも歌う子供であった。だが、そういった社会的な規律から…

【読書感想】ドロップスは神さまの涙/重松 清

ドロップスは神さまの涙 クラスのみんなからいじめられていた私は、授業中気分が悪くなって保健室に駆け込む。そこで出会ったのが保健の先生であるヒデおばあさんとたっちゃんという男の子。ヒデおばは、ぶっきらぼうでおっかなくて一見怖いけど、実はこども…

【読書感想】白髪のニール/重松 清

白髪のニール/重松 清 高校生でありながらバンドを組んでいる長谷川はある日、物理の担当教師の富田から「ニール・ヤングは知ってるか」と尋ねられ、「自分にギターを教えてほしい」と懇願される。その後自分たちのメンバーからギターを習った先生は、生涯…

【読書感想】【あらすじ】「檸檬/梶井基次郎」

高校時代に電車の中で読んで感銘を受けた記憶のある梶井基次郎の代表短編作。肺疾患という病に臥した境遇から培われた生に対する鋭敏な感性と繊細美ある表現力には心服してしまう。肺結核によって若くして命を落としたことは悔やまれてならない。 檸檬 独特…

【読書感想】【あらすじ】「きみの町で/重松 清」

本屋に行った際、夏の新潮文庫100冊の中に大好きな作家の重松清の新刊があったので、早速購入して読むことにした。この小説はタイトルを表題とした連作短編集である。 【電車が走る】 最初の物語は、お年寄りには子どもが席をゆずらないといけないと分かりつ…

【読書感想】【あらすじ】「また次の春へ/重松 清」

とん汁 東日本大震災を主題にした連作短編の一つ。母親を亡くしたとある家族の父親がつくるはじめてのとん汁。味はいまいちだが心をこめてつくられたそのとん汁は、その後も子どもたちに受け継がれ紡がれてゆく。失恋を経験した姉に、結婚後父と同居した兄に…

【読書感想】【あらすじ】「サブマリン/伊坂幸太郎」

【サブマリン/伊坂幸太郎】 タイトルのサブマリン=潜水艦とはおそらく、人が誰しも抱えるこころの深奥の闇のことをいっているのではないか。普段の生活の中でストレスなどの蓄積によってそれが表出することがある。そこから犯罪が産まれてくる。そういった…